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2003年7月の一言:

「アンダルシアの梅雨から夏へ」

嗚呼、黒大王!じゃなかった黒田硫黄!
そして自転車また自転車!
これ以上、なにを望めと?

というわけで、感激のあまり、ほとんど
ネタバレ寸前の惹句をつくってみました。
映画未見の方は、すっとばしてください。
(ていうか、以下は別ページにしといたほうが
 いいのかな?処理よろしくお願いします>散歩執事殿〜)
 

遠くへ行きたかった男が
 帰りたくなかった故郷を
  駆け抜けるとき、かれは
   初めて気づくのだ、もう
    還る処など無いのだと。

     もう昔の自分ではないのだと。
 

う〜ん、オチがバレバレだ^_^;)。

まあもちろん、演出とかキャスティングには
いろいろ「違うだろ!」的ツッコミどころは
山ほどあるんですが。
たとえばエンディングはコミカルなアイリス
インじゃなくてセピア色の止め絵にフェード
だろ、とか。清志郎の歌の前にアンダルシア
民謡っぽいの入れて余韻もたしてよ、とか。
変な眼鏡いらねえよ、とか。
肉ジャガじゃなかったタレントの声優やめろ!
とか。47分でTVサイズ画面てことは、やっぱ
日テレの洋画劇場でやるときは『猫の恩返し』と
一緒にやるのかしらん、とか。いや、これは
ツッコミじゃなくて憶測ですな。
でもまあそういうことは、

「……アニメで自転車が走ってるよ!」

という視覚の驚きの前には、あくまでも瑣末事
だったわけで。
やっぱアニメってのは「動くことの快感」
なのでした。どっとはらい。

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