『散歩男爵』 トップに戻る
★柳川/新城先生のありがたいお言葉の解説(解説文責……:散歩男爵 :散歩執事)
1999年のお言葉 2003年7月:「アンダルシアの梅雨から夏 へ」
執事注:ネタバレを含むため別ページとしまし た。「茄子〜アンダルシアの夏」を未見の方はご注意下さい。
2003年6月:「みんな、『虚数の情緒』を買おう! ていうか、買って!」
先日、ひょんなことから伊豆平成1号くんに薦められて
買ってみたんですが、この本。数学の解説書、という一言
ではとても説明しきれない巨大な百科全書。by吉田武。いや
吉田先生と呼ばせてもらいましょう。ぜんぶで1001ページ。
あきらかに狙ってるページ数。う〜んすばらしい。
いや、すばらしいのはページ数だけじゃなくて。もうとにかく、
巻頭の
「さあ諸君、勉強を始めよう勉強を。」
の一句からすでにぶっとんでいて、あとはその勢いのまま
突進また突進。そもそもは、
「日本のむちゃくちゃ経済を理解するには、やはり経済学を
ちゃんと勉強せねばなるまいなあ」
「とすると、そのまえに数学をちゃんとやらねばなあ」
「微積分は自分勝手に理解してはいるんだが、しかしやはり
世間で通用してる記述法とかも真面目に学ぶべきだなあ」
「どっかに微積分のいい参考書ないかなあ」
ていう話題がきっかけで薦められたんですが。もうそれどころの
騒ぎじゃない。ここには数学のすべてがある。世界のすべてが
入っている。人類が、社会が、文化が、美が、もうその他なんでも
かんでもが入ってて、それがたったの4300円。プラス消費税。
どうせそのうち消費税は7だか8%にあがるので、買うんなら
今のうちですよ。ていうかみなさん、1001ページの本が4300円って
いうだけでも、じゅうぶん買う価値あります!
すでにこの文章も、感激のあまり、まったく説明になってません。
しかし内容をちまちま説明してもこの感激は伝わらないのじゃ。
ううむ。どうしよう。しょうがないので一つだけ。
現代数学マニアの新城、これまでたくさんの面白い数学解説書や
参考書を読んできましたが、はっきりいって、「微分の説明の前に
カントールの対角線論法が出てくる本なんて、生まれて初めて
読みました!」ですよ。
これがどのくらい凄いことなのか……そして理にかなった順序
なのか……がわかる人は、ほんとの数学マニアでありましょう。ともかく、ここに至って新城が言えるのは、もはやただ一言、
「絶対に損はさせないから、みなさん、この本を買って!!!」
いや、もっと言うならば、
「この本を読んで『ちぇっ損したなあ』と言うような人とは、
新城は友達になりたくありません!」
あらら、二言になっちゃった。
まあそれくらい凄い本なんですよ。新城は、いろいろ考えあって
あんまり他の人に本を薦めないようにしてるんですが、これは
例外とせねばなりません。
だからみなさん、買ってね!2003年5月:「……しまった、もう5月も終わってるよ!」
というわけですっかり「日常生活のない男」になって
しまいました新城です。とほほ。これを書いてるのは6月後半なのですが、二ヶ月
ばかり原稿と取っ組み合いをしてて世間から目を
離してたら、なんというか、
「ひさしぶりに山を降りてきたら、下界では
王様がいなくなってて戦国時代になってた」
みたいな感じで。
どうなってんだ、世の中! やっぱおれが見てないと
駄目なのか!という妄想にひたってしまえるほどの
この二ヶ月での世間の変わり様。いや、もっと前から
進行してたんでしょうが。実際は。んで、ひとつだけ。
すっごく気になってるんですが、なんでこの数ヶ月、
失業率がちょびっとも上昇しないで5.4%だかで
止まったまんまなんでしょうね!? なんかもう
数学的にも社会状況的にも直感的にも、すごく
ありえなさそうな話なんですが。そういうもんなんで
しょうか。それとも何かを慮って、統計をいじくって
るんでしょうか???
う〜む気になる……誰か何かご存知でしたら教えてください!
有用な情報には散歩円を500円進呈します!
2003年4月:「え、もう4月おわったの!?」
……身も蓋もない一言ですが、実際そんなような
一ヶ月でございましたのですよ。はふ〜。
バグダッドに米軍が入ったあたりまでは、なんとなく
憶えてるんですが。2003年3月の一言(というか引用)
「平和を望む者は戦争に備えよ」・・・ウェゲティウス(4世紀)
「良い戦争も、悪い平和も、あった例しがない」
・・・ベンジャミン・フランクリン(1706〜90)
「私の夫を悩ませていたのは、戦争が大物に
よってではなく小物によって始まる危険が
あることでした。大物は自分を抑えて
慎まなければならないということを理解
していますが、小物は時に恐怖やプライドに
動かされるものです」・・・ジャクリーン・ケネディ、
夫ケネディ大統領の死後に
フルシチョフへ送った書簡より
……あなたはどの意見に共感しますか?
2003年2月:「おお、『二つの塔』! 『二つの塔』よ!」
……とまあ、もはや説明不要、毎年この時期に
恒例となりましたこっち関係のネタ。
詳細な感想は、また今後増やしていきますので、
今は短めに……それにしても、まさかゴラムに一番感情移入する
とは思わなかった。
うんうん、そうだよねえ、誰にも愛されないことが
いちばんツラいんだよねえ……愛する人と別れ別れになる
なんて、それに比べたら……わかる、わかるぞゴラム!
いいから今日はうちに泊まって飲んでけ!2003年1月:「今年も、漢文とラテン語だ!」
すっかり「今年の抱負」コーナーになって
しまった1月の一言シリーズですが。昨年は、良い教科書を発見したりしてラテン語の
ほうはそれなりに進んだものの、そのぶん漢文が
さっぱりでした。とほほ。
というわけで今年は後者を重点的にやってきたいと
思っております、はい。