今回の(短期集中)テーマ:「小説執筆中の作家に……」
13日
確定申告の時期が迫る。
エルスウェアの社員の中には、当然ながら今回初めて確定申告をする者もいたりして、いっぽう柳川/新城はずいぶん前から二足の草鞋を履いていたのですっかり慣れてしまっている。てなわけで、
「柳川さん、こういう場合はどうなるんですか」
「えーと、それはだね」
という会話もチラホラ。そこで今回開講したのが、
「ELSE大学・
業界人のための
確定申告のつくりかた講座!」
といっても、単に社員と友人が事務所に集まってワイワイ騒いだだけなんですが。しかし、おかげで某社員は●●万を取り返し、あるいはまた「くそう、あの書類さえ見つかっていれば、さらに控除が●万も増えたのに〜」と歯ぎしりしたり。
意外に知られていないのが、たいていの業界人(ライターさんとかマンガ家さんとか)はキチンと申告すれば還付金としてお金が戻ってくる、ということなのです。いや、ホントに。柳川/新城はそれで毎年取り返してます。払うもの払って、取り返せる分はキッチリ取り返す。それでこそ行政に文句も言えるってもんで。
お、なんだかマジメな政府公報みたいになっちゃったぞ。くわばらくわばら。
ちなみにその後、ELSE大学では『プロットのつくりかた講座』も始まりました。
16日
ゆかりせれん女史が来社。一緒に飲みに行く。
柳川/新城は酒も飲まないタチなのだが、素面のまま酔っぱらえるという特技があるので、終わった頃にはいいココロモチになってました。
なんて安上がりなんだ、柳川!
18日
ゲームネットジャパンの雑賀社長が来社。あんな話とかこんな話で盛り上がる。
恥知らずの柳川は無理やり海賊の格好をさせて写真まで撮ってしまう。
教訓:小説執筆中で頭がヘロヘロになっている作家に、デジカメを持たせてはいけません。
22日
オスカー賞の生中継を録画しておいて、ゆかりせれん女史のプライベへ、板東君ともどもお邪魔する。
ちなみにその前日の会話:
「で、坂マス、何時に神田駅だって?」
「1時ですよ」
「……いちじ!?」
教訓:小説執筆中でヘロヘロになっている作家に、午後3時より前に(以下略)。
……というわけで、ヘロヘロになった柳川/新城が何をしたのかは、曲直瀬氏のサイトの掲示板の当日前後をご覧ください。
23〜24日
友人の某氏、来京。いっしょにご近所探検する。
ヘロヘロ度は上昇するが、このへんから小説の執筆速度もまたつられるようにあがっていく。
そういうもんなのか、新城!?
25日
どうもそういうもんらしいことが判明する。
ちなみにこの日は、
「ELSE大学201・
プロットのつくりかた講座」
が開講されました。
このへんの成果も、いずれお目にかけたいと思います。乞御期待!
● 4月 ●
1日
担当編集の佐藤”三ヶ月”女史と打ち合わせ。
(ちなみに『狗狼伝承』2巻のあとがきを読んで、僕の周辺の少なからぬ人数が、
「え、なに、この人って妊娠してんの?」
と思ったようなので、ここで明言しておきますが、そういうことはありません:彼女の愛称はまったく別の逸話に由来するものであります。)
日付をご覧になればお分かりのとおり、今日は四月馬鹿。
生来の悪人である柳川/新城としては、ここで一発なにかトテツモナイ嘘や冗談をしかけて担当女史をイジメてやろうかと思いはしたものの、考えついたネタがあまりに邪悪なので、けっきょく却下。
くそー。
しかしその後、夜中に会社の近くの川べりを通ったら、あまりに桜が綺麗なので、ついつい大声で歌を歌ったら、ずいぶん気が晴れました(という話はすでに柳川/新城FC『散歩男爵』に書かれてしまいましたが)。
教訓:小説執筆で頭がヘロヘロの作家に近所迷惑を顧みろと(以下略)。
2日
だいたいこのあたりから、記憶が薄れてくる。
13日
たしかこのへんで狗狼伝承3巻が完成して、担当編集女史に渡したはずなのだが、よく憶えてない。
大丈夫なのか、新城!
14日
大丈夫ですよ、へへへ。
15日
伊豆平成君に誘われて、今年の夏のSF大会に行くことにする。
主に「バカカードの部屋」にいるつもりなので、もしも見かけたら、
ちょいと遊んでってください。
29日
セシオン杉並にて、『海賊王女』第1回イベント。
「そんじゃ朝8時に、よろしく」
とかムチャクチャなことを言われたので、しかたなく前の晩から事務所に泊まってみる。
んが、しかし。
深夜3時頃、とつぜん『狗狼伝承』4巻用のプロットを思いつき、猛然とメモを取りはじめたら、ハタと気づけば午前6時。
「やべっ!」
1時間半後:
波島「もしもーし、新城さーん」
新城「ほえ?」
波島「起きてくださーい、朝ですよー!」
かくして、ヘロヘロのまま柳川/新城は会場へ運ばれてゆく。大丈夫なのか、柳川!
30日
もちろん全然大丈夫ではなかった。
イベントの間は、奧の控え室でぶっ倒れているか、でなけりゃ会場後ろの調整室でクラクラしているか、というテイタラク。
「いかん、こんなことでは!」
とか思っていても、けっきょく意識が正常に戻ったのは当日の夜8時くらいでした。
イベントにご来場の皆様、大阪から来てくださったAISのマスターの方々、その他ゲストの業界関係者諸兄、スタッフ&お手伝いのみんな、もうしわけありませんでした。きっと何かオカシナ事を口走ってると思いますが、そこはそれということで、ひとつ。
ちなみに夜になって復活した柳川がどういう所行に及んだかというのは、メカ侍・伊豆平成1号君のイベント顛末記(後日注:2004年10月現在、この記事は公開終了しているようです)や、柳川FC会長・波島君の日記なんぞを参照してください。
で、30日。某所にて某氏らと焼き鳥を食べる。
ヘロヘロ感は残るものの、楽しい晩餐のひとときでございました。ありがとう、某氏!
深夜。
全然寝つけずに(当たり前だっつーの)いて、Internetをそぞろ歩いていると、曲直瀬氏のサイトで「テロリストとアナーキストの違い」について話が弾んでいるのを発見。
「お、こりゃまた柳川向きな政治的話題か!?」
と思ってよく読んでみたら、どうやらメイルゲームにおけるプレイスタイルの形容についての議論らしい。
ヘタな茶々を入れるのもアレなので、そうっと退散する。
● 5月 ●
1日
このへんで、AISさま用の設定チェックをしていたはずだが、あんまし記憶がない。
8日
古い友人の某君と会って四方山話。でも結局最後は、
「このままだと日本て、やべーよ」
という話題で終わる。
12日
夜になって突然、某社の某氏ら(注:先月末とは別の方です)が来社、いろいろと業界のデンジャラスなお話を聞いてしまう。いいのか、しかし!
13〜14日
でもってその後も某氏と会って某電源付きゲームの打ち合わせしたり、某RPG企画に首を突っ込んだりと、なんだか大忙し。
なんだかこの身辺雑記、業界伏せ字ニュースみたいになってきたぞ。やばいな。
もうちょっと個人的なことを書かなきゃ。
15日
『海賊王女』の申し込み締め切りが来たと思ったら瞬く間に過ぎ去ってゆく。
しかしスタッフ一同は、〆切寸前に、
「あのー、まだ間に合いますか?」
の問い合わせが意外に多いことに気づいて、急遽、
「よし、20日までに来た分は間に合わせることにしよう!」
と大英断。ヘロヘロになりながらも必死にがんばる一同を見て、柳川、胸が熱くなる。
ふっ、今日はやけに夕日が目にしみるぜ。
17日の週
ほとんど毎日、打ち合わせ。
タスケテ〜!
22日
でも、好きでやってんだよね、実は。
ちなみにこの日は藤浪智之氏デザイン・井上純弌氏プロデュースの新作TRPG、
『魔獣の絆』(今夏発売予定)
のベータ版をプレイしました。
実を言うと、今回の企画の端っこのほうで、柳川もちょっとだけ参加することになりまして。テーブルトークを知ってる人も、そうでない人も、ぜひ一度お手にとってご覧ください。詳しいことは、藤浪氏のサイトで順次公表されるかと思いますので、そちらをどうぞ。
んで、セッションの結果はどうなったかというと、柳川は、
開始時: |
「700年以上生きてるレズビアン吸血鬼」 |
|
↓ |
終了時: |
「仲間の吸血鬼を惨殺することに異常な興奮を覚えるヴァンパイヤ・ハンターな吸血鬼」 |
という言語道断なキャラクタでした。
しかしマジで面白いぞ、あのシステム。
26日(明日)
最近創るだけ創って溜まっていた架空言語の資料を整理して、波島君に渡す。
というか、渡すはず。
お、すごいぞ。未来の日記を書いちゃった。
んぢゃもう少し調子に乗って。
● いきなり7月 ●
10日
待ちに待ったスターウォーズ第一作の日本公開。
その翌週
自由業の特権を生かして、平日の昼間に観に行く予定。
なにしろこの日を22年間待ったんですからね、あたしゃ!
そりゃもうなんたってthe Forceがwith youでございますよ、ほんとに!
あ、でも『狗狼』4巻も書いてなきゃ。
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